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季節ごとの病気や症状・養生法を詳しく解説

内経気象学

冬将軍の到来

昨日より今年最強の寒波が到来しています。大阪では気温は12月4日の最高気温25℃が本日8℃まで下がりました。17℃も降下したことになります。季節が一気に3カ月位進み、とても風が冷たく感じます。北海道・足寄郡陸別町では-23.1℃の今年の最低気温を記録しました。

12月9日6時の気温(気象庁提供)

12月9日6時赤外線衛星画像(気象庁提供)

強い寒気の吹き出しによる筋状の雲が日本海にはっきりと現れています。

東洋医学では真冬の寒気は「大剛風」(2000年前に書かれた『霊枢』九宮八風篇)といわれ、腎を傷り、骨と肩背筋を傷害するとされます(左同)。また寒気は心に大きな影響を与えます(『素問』六微旨大論)。西洋医学的には、腎臓の機能低下、心疾患、関節痛などを発症し、肩背筋を傷る(左同)とは外感病であるインフルエンザなどの感染症に罹患することを指しています。

中年以降の人は、寒風になるべく当たらないように注意して、保温に十分留意しましょう。普段は正常でも血圧が急に上がりやすい天候ですので、塩分も控えるようにしましょう。低温と乾燥はインフルエンザが流行して罹患しやすい気象です。乾燥にも注意し、手洗い・うがいを励行しましょう。

参考:「内経気象学入門」p110-129

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