内経気象学 初夏 東洋医学と気候・気象

立夏~春から夏への移行期

立夏とは

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中国・日本の太陰太陽暦法の二十四節気の一つ。陰暦4月節で夏の始まり。太陽の視黄経が45度に達するときで、現行暦の5月6日ごろにあたる。[渡辺敏夫・根本順吉]

5月のゴールデン・ウィークの締めくくりにあたるころで、夏に入るといっても、日本では盛夏期に入る前に梅雨期があるため、このころの天気はそのまま盛夏期の晴天につながるわけではない。北海道方面ではサクラの満開の季節である。夏の季語。[渡辺敏夫・根本順吉]

 

日本文化いろは事典の解説

5月6日頃 立夏は夏が始まる日です。この時期は大地が草で覆われ木々が繁ってきます。 カレンダーには「夏が立つ」などと記載されてる場合もあります。これは、簡単に言うと「夏がきたよ」という意味です。立夏の頃(ちょうどGW〔ゴールデンウィーク〕頃ですね)は気持ちの良い風が吹き、晴天が続くので外に出ることが楽しみな時期でもあります。

新緑が眩しいです

立夏は春と夏の境目

東洋医学では、春は気温上昇とともに肝気が盛んになり、のぼせ、めまい、耳鳴りなどが生じやすくなると考えます(春分参照)。また後半は降雨が多く、胃腸の働きの悪い人や体力のない人は湿気で疲れやすくなります(穀雨参照)。このような人は、立夏前後の高温での発汗によって更に体力が低下して、いわゆる五月病を発症しやすくなります。

五月病では、胃腸の働きと体力を回復させる必要があります。養生法としては、消化の良い食事をとり(油濃いもの、香辛料を控える)、規則正しい生活で睡眠を十分にとることが大事です。また日中の散歩も胃腸の働きをよくするので積極的に歩きましょう(^^♪。

五月病の鍼灸は、胃腸の働きをよくするツボを使用します。

一年で最も快適な季節ですので、体調をよくして楽しく過ごしたいものです。

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