頸椎症・首の痛みの鍼灸

■40代男性:数年前より首が痛む。この1年くらい手がしびれてくる(左>右)。整形外科で頸椎の間が狭まっていると頸椎証といわれる。牽引・電気療法をするがあまり改善しないので来院する。脈はしっかりしており、その他の症状より体力は十分にある。全体として仕事のストレスと重いものを持つため頸椎に負担がかかっている。左上方に気が偏在しているので、頭部に鍼を、一本置鍼。5回ほどで終了としました。

■15年来続く左頸の痛みと腰痛、臀部痛:60代女性15年前に車に乗っていて追突され、左頸の痛みがでてくる。以来痛みが毎日続く。1ヶ月前に風邪を引いてから、腰痛、下腹部痛、臀部痛が出てきてまた非常に疲れやすくなる。クリニックでの検査では異常はみつからなかった。脈・舌はしっかりしており、その他所見から総合して、頸の痛みは左側上半身が以上に緊張しているため継続、風邪をひいてからの腰痛は、鍼灸でいう痺病であると考え、左の上背部に鍼を一本する。背部は肺があるので、鍼は横刺といって皮膚に沿わせるように安全な方法で刺入する。5回ほどの鍼で終了としました。

■ギター演奏による上肢の痛み・首の震え:70代男性。若い頃していたギターを3ヶ月前に始め、教室に通い出す。始めてから肩こり、左上歯が浮いて痛む。右前腕の伸筋が痛む。治らなければギターは止めようと思って来院。加齢により下半身の弱りと上半身の過緊張によるもの。非常に過敏な体質なので、打鍼(腹部への刺さない鍼刺激)にて施術する。数回の施術を終了としました。

※記載の症例は、当院の鍼灸を受療されて同じような経過をたどることを保証するものではありません。症状・病気の程度、生活習慣や体質の違いで効果は異なることがあります。施術を受けられる際の参考としてご覧ください。

 

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