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二十四節気 内経気象学

今日は「雨水」です

今日は二十四節季の「雨水」です。暦通り久しぶりのまとまった雨ですね。

2月19日11時天気図と降水【気象庁提供】

雨水
二十四節気の一つ。陰暦正月のなかで、立春後15日、新暦では2月18、19日にあたる。雨水とは「気雪散じて水と為(な)る也(なり)」(『群書類従』第19輯(しゅう)「暦林問答集・上」)といわれるように、雪が雨に変わり、氷が融(と)けて水になるという意味である。春の季語。[根本順吉]【日本大百科全書】

空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。実際は積雪のピークであり、それゆえ、この時節から寒さも峠を越え、衰退し始めると見ることもできる。 【ウィキペディア】

今年の西日本は、暖冬で積雪が記録的に少なかったですね。ウィキペディアの解説のように少し前までは雪解けの雨水でしたが近年は温暖化により異なるようです。この雨は春の温帯低気圧によるもので、明日は南からの風邪が吹き込み甲府などで20℃に達し4月並みの気温になるそうです。温暖化が進んでいることが実感できます。急な気温上昇は気が上に昇りやすくなります。気圧低下・温度上昇で片頭痛がでやすい気象です。ナッツ・チョコレートは控えめにしましょう。

2月18日11時近畿地方の花粉飛散【環境省情報より】

花粉の飛散も始まっています。

東洋医学では花粉症の病因病理を、春の天候や体質傾向により身体が肝実(上半身の緊張)、内熱(炎症傾向)、内湿(余分な水分が貯留)の状態になっているところに、花粉が風熱邪または風寒邪として到来して発症すると考えます。
鍼では、肝実を瀉したり、上りすぎている気を引き下げたり、炎症傾向を改善することで症状を緩和させます。
養生法では、
①根菜類・柑橘類をよくたベる~のぼせを下げる
②香辛料・にんにく・チョコレートなど控える~のぼせと炎症がおこるから
③鼻水が多い人は水分は控えめで、肩背部中央にホッカイロを貼る、などがあります。

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