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二十四節気 内経気象学

白露なのに猛暑

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
白露
二十四節気の一つ。陰暦では8月の節にあたり、処暑(しょしょ)の15日後、新暦では9月8日ごろにあたる。太陽黄経165度。露が凝って白く見えるという意味で、昔はこのような現象がみられるのは秋の陰気が夏の陽気に交わるときとみた。すなわち夏から秋への季節の交替時に白露を目印としたものである。[根本順吉]

日本文化いろは事典の解説
白露
9月8日頃 白露とは 「陰気ようやく重なり、露凝って白し」ということから名付けられました。これは、秋が本格的に到来し草花に朝露がつくようになるという意味です。太陽が離 れていくため、空もだんだんと高くなってきます。小学校などでは運動会の練習が始まる頃でしょうか。

■9月に記録的高温
白露は気温が徐々に下がってきて秋の気配が感じられるようになる季節です。でも今年は8月下旬に秋雨で秋らしくなったあと、9月に入り台風が熱帯の空気を運んできて、猛暑の天候となっていますね。
夏の疲れがあるところに猛暑なので身体に負担がかかります。クーラーを適切に使用して同時に飲食は暖かいものをたべて胃腸の働きを守るようにしましょう。

9月9日気温と天気図(気象庁提供)

9月9日の850hpa天気図:18℃ラインが日本全体を覆っているので高温になりました。

ちなみに五運六気での天候予測では、今の時期は四の気で客気は少陰君火なので猛暑になるとされます【運気論参照】

 

■これからの天候とエルニーニョ終息の影響
気象庁は以前今年の夏は気温が低めとしていましたが、エルニーニョ現象が6月に予想外に終息したため、予想を猛暑に変更したようです。したがって本来は温暖化が顕著ですので、年後半も気温は高めに推移すると思われます。

気象庁提供:エルニーニョ現象が終息すると日本付近の太平洋高気圧の勢力が強くなる。

エルニーニョ現象発生時の四季ごとの天候の特徴(気象庁)

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