内経気象学 東洋医学と気候・気象

台風の身体への影響

気象庁提供

台風情報

〇台風25号が接近しています。今回は、コースが北寄りですが、台風への防災対策はしっかりとしましょう。今回の台風は日本海を東進する予測なので、各地で南から強風が吹いて山地の北側ではフェーン現象が生じますので、台風の気圧低下+フェーンの高温の影響があるでしょう。

気象庁提供

東洋医学で考える台風の影響(気圧に関しては試論)

〇気圧低下は、東洋医学的に考えると気滞・気逆を生じると考えます。

〇気温上昇は春と同じで陽気が盛んになり肝気上昇と肝気実が生じます。今回は台風接近による気温上昇とフェーンによる気温上昇が重なるので、より強くのぼせなど強くなります。

〇湿度上昇は内湿(身体の水分)が多くなり人によって倦怠感を生じます。また気温上昇と湿度上昇が重なると体感温度が上がるので肝気上昇が強くなります。

【ミスナールの気温・湿度による体感温度の変化】

『内経気象学入門』p102

〇暴風と豪雨に対する恐怖心⇒心神の不安定もたらす⇒安全を確保しておきましょう。

以上の要因で、のぼせ、めまい、耳鳴り、興奮、動悸、不眠などが起こりやすくなります。

台風接近時や気温急上昇時の養生法

怒ったり、いらいらせずゆったりと過ごす。のぼせが強ければ頭をアイスノンなどで少し冷やしてもいいです。冷たい水をゆっくりと飲む。

次回は、台風と喘息の関係はあるのか?について書きます。

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