デジタル毎日に鳥取県で大量発生の記事が9月28日に掲載されました。「収穫期を迎えた鳥取県内の梨や柿の果樹園に害虫のカメムシが大量発生している。8月下旬に確認された個体数は平年比で3倍超となり、今後も多発する恐れがあるという。県は9月としては28年ぶりに「病害虫発生予察注意報」を出し、農家に対策を急ぐよう呼び掛けている」(https://mainichi.jp/articles/20180928/k00/00e/040/217000c)
カメムシが秋に多いと、冬は豪雪になるという言い伝えが、山陰地方にあります。写真を掲載している北山緑化植物園でも一本の木に数百匹のカメムシがついていました(見た目がちょっとあれなんで小さく表示)。西宮の植物園ですが、自然の中なのでこれ位は普通でしょうね。
カメムシと豪雪の関係を調べたサイトがありましたので、紹介します。
「カメムシが大量発生する3つの時期・原因と、対策6選!雪との関連は本当にあるのか?」
https://life-purasu.com/mushi/kamemushi_hassei.html#kisyo
台風上陸で樹木が荒れるとカメムシが町中に飛来する可能性があると書いてます。あとカメムシは花粉を食べるので花粉が多い年は餌が多いので大量発生するそうです。したがって、書かれているように台風が多くて樹木が荒らされると人里に現れるので大量発生のように見えるだけ、花粉が多い年は大量発生するとのことです。今年は台風が多いので人目につく場所に現れたんでしょうね。今年の花粉については昨年より少し多い程度で飛散開始が遅く気温上昇とともに急激に飛散量が増加したそうです(ウェザーニューズ~https://jp.weathernews.com/news/22875/)。台風が多い、花粉飛散量が多いことと厳冬や大雪の関係は今後調べてみたいと思います。ラニーニャ現象発生の年は大雪になりますが、今から来年3月にかけてラニーニャ現象が発生する可能性はあまりないようです(気象庁~https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html)。
大雪も花粉も気象医学と大いに関わるので、カメムシの話題でした。
ちなみにアイキャッチ画像はスギです。
明日・日曜日は内経気象学の講義なので、今日はこれ位で。。。
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